巨人が中止申し入れ経緯説明 深刻な内野手不足 8人が隔離明けも「全力疾走できる状態にはなく」

 日本野球機構(NPB)と12球団は28日、臨時実行委員会をオンラインで開催し、多数の新型コロナウイルス陽性者を出している巨人に関連して、29日、30日のDeNA戦(横浜スタジアム)を中止とすることを決定した。新型コロナウイルスの集団感染によりチーム編成が難しいため。

 巨人は中止について「当球団は本日28日の12球団の臨時実行委員会において、29、30日の2試合の中止を申し入れ、実行委員会及び横浜DeNAベイスターズから了承をいただきました」と、説明。「当球団では7月19日~23日までの5日間に、支配下選手69人中38人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、故障による長期離脱者を除くと試合に出場できる野手は、捕手2人、内野手2人、外野手5人の9人という状況になっていました。このため本日、支配下登録の70人枠の最後の1枠を、育成契約の内野手1人を支配下登録することで埋め、出場可能な野手を10人に増やしましたが、それでも内野手は1人不足することから、陽性判定を受けた選手のうち、昨日27日と本日28日に隔離期間を終えた計17名(うち内野手は8人)について、この両日、全員のコンディションを見極めながら、試合出場ができる選手の有無を確認したうえで29日から再開されるリーグ戦に臨むことができないか検討してきました。しかし、本日午後の時点でも隔離期間を終えた内野手8人とも全力疾走や全力投球ができるコンディションにはなく、この状態で29日からの試合に出場させた場合、大きな故障につながりかねないことから、少なくとも29日と30日はチームとして試合に臨むことは困難と判断し、本日、臨時実行委員会の開催を申し入れたものです」と、経過を説明した。

 DeNA戦3連戦の31日の最後の試合については「隔離期間を終えた選手は全員、早期の実戦復帰を目指して懸命にコンディショニング調整を続けており、31日の横浜DeNAベイスターズ戦については、今後のコンディションをぎりぎりまで見極めたうえで、試合に臨むことができるか判断することにいたします」とした。

 巨人はオールスター前の22~24日の中日戦も中止となっていた。

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