楽天・辰己緊急先発で2安打3打点!西川コロナ陽性で代役大暴れ

6回、スクイズを決め、ベンチで鈴木大(右)らに迎えられる楽天・辰己=楽天生命パーク
ヒーローインタビュー後、ポーズをとる楽天の鈴木大(左)と辰己=楽天生命パーク
2回、辰己が右中間へ適時三塁打を放つ=楽天生命パーク
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 「楽天8-3オリックス」(18日、楽天生命パーク宮城)

 代役のリードオフマンが見せた。楽天は試合開始直前に、当初「1番・中堅」でスタメン出場予定だった西川遥輝外野手が、新型コロナウイルス陽性判定を受けたため、代わって辰己涼介外野手が出場。「試合に出られる喜びを力に変えました」と2安打3打点と躍動した。

 急きょのスタメンだったが、「いつも通り準備して臨みました」と冷静だった。初回は四球を選び先制のホームを踏むと、二回には2死三塁から右翼越えの適時三塁打。これが6月17日のソフトバンク戦(ペイペイ)以来1カ月ぶりの打点だった。

 するとここ最近不振にあえいでいた男は「落ち着いて打席に立てた」と解放されたかのように結果を残す。六回には無死一、三塁からセーフティースクイズを決め貴重な追加点を挙げると、七回には左前に適時打を放ち、試合を決めた。

 2打席目のタイムリー談話で「そろそろ辰己が打ち始めます」と語った真意について「適当に言ったんじゃなくて、また自信を取り戻して上がっていくなと感じた」と確かな手応えを口にした辰己。今日の活躍を浮上のきっかけとしたい。

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