巨人、痛恨の完封負け 原監督嘆き節「やっぱり0点ではね」

 「中日2-0巨人」(17日、バンテリンドーム)

 もどかしさが募った。巨人は打線が機能せず、リーグ戦再開初戦で痛恨の完封負け。原監督は「やっぱり0点ではね。点取りゲームだから。なかなか、支配するのは難しいでしょうね」と嘆いた。

 大野雄に七回まで1安打無得点に抑え込まれた。難敵を攻略するため、迎えた0-0の八回に勝負に出た。2死一、二塁の好機で代打・中田が四球を選び満塁。84球を投げ7回を無失点の菅野に、石川を代打として送ったが空振り三振に倒れ、好機はしぼんだ。

 「(八回は)点を取る、ということを主に考えたということですね」。ベンチには代打の切り札・中島も残っていたが、「ナカジは1人残しておきたかった」と説明。結果的には勝負手が不発となり、スコアボードに9個の0を並べた。

 チームは3連敗。首位・ヤクルトとのゲーム差は8とさらに広がった。「ベストを尽くしてやっているわけですから。あしたは同じ気持ちで戦いに挑む」。不屈の精神で白星をつかむしかない。

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