「全日本大学野球選手権・３回戦、大商大４－５東日本国際大」（９日、神宮球場）

　東日本国際大が大商大を接戦で下し、４強入りを果たした。

　東日本国際大は初回、安打と四球で２死一、二塁の好機を作ると、５番・上崎彰吾外野手（４年・青森山田）が打席に立った。来秋ドラフト候補右腕・上田大河投手（３年・大商大高）の投じた直球を強振。完璧に捉えられた打球は右翼席へ飛び込む先制の３ランとなった。

　試合の主導権を握る豪快な一撃に上崎は「リーグ戦では結果が出ていなかったので、東京に行って結果をだそうと日々練習していた。チームが勝ったのは大きな成長」と納得の表情を浮かべた。

　１点リードの五回には、２死一、二塁で、３番・佐々木優征外野手（３年・青森山田）が右前適時打を放ち、１点を追加。さらに続く打川和輝内野手（４年・金足農業）も適時内野安打で加点した。

　先発の大山凌投手（３年・白鴎大足利）は１１安打４失点の完投。粘り強い投球で勝利に貢献した。

　次戦は、亜大と名城大の勝者と戦う。大山は「４年生がみんな頑張っている姿を見ているので、４年生にいい思いをさせてあげたい」と意気込んだ。