交流戦初勝利の日本ハム・新庄監督、2夜連続サヨナラ被弾の北山起用に込めた思い「“越えていけ”と」
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「ヤクルト6-9日本ハム」(26日、神宮球場)
日本ハムは前日までの2夜連続サヨナラ負けの悪夢を振り払い、終盤の猛攻で逆転勝ち。連敗を3で止めた。新庄監督は指揮官として交流戦初勝利を飾った。
三夜連続でギリギリでの試合に、試合後、新庄ビッグボスは「この3試合、世界中の野球好きのファンにみせたいぐらいの試合でしたね。今日はガッツポーズしすぎて肩が痛い。ヤバッ」と、新庄節で興奮気味に振り返った。
十回に2夜連続でサヨナラ被弾していた守護神北山を3試合連続で登板させた。「何点差であろうが最後は北山君に、行くぞと。こんだけの投げる前にこれだけのファンのみんなが遅くまで残ってくれて、見ているから。“超えていけ”と」と、思いを込めた起用だったことを明かした。1点を返され、なおも本塁打なら同点のピンチを招いたが「最後も一、三塁でホームランOKと、大丈夫大丈夫という気持ちでいた」と、信じ抜いた。今後の抑えとしての起用については「守護神?ピッチングコーチと相談しながら」と、明言はしなかったが「今日は乗り越えさせたかった。1点差であろうが、2点差であろうが、これを乗り越えないと上にいけないから」と、納得した表情でうなずいた。