近大3季ぶりV 先輩阪神・佐藤輝の言葉糧に成長 久保玲司が最優秀選手&ベストナイン
「関西学生野球、近大10-1京大」(24日、わかさスタジアム京都)
未消化となっていた第5節の3回戦1試合が行われ、近大が京大を10-1で下し、3季ぶり48度目の優勝を果たした。同大と勝ち点4で並んだが、勝率で上回った。6月の全日本大学選手権に出場する。全日程を終了し、2位以下は同大、関大、関学大、京大、立命大の順となった。最優秀選手は近大の久保玲司投手(4年・関大北陽)、最優秀投手は同大の高橋佑輔投手(4年・豊田西)。首位打者には打率・400で同大の杉浦有祐外野手(4年・大谷)が輝いた。
両手をVの字に広げた久保は、仲間の手で3度宙に舞った。3季ぶり48度目(旧リーグを含む)のリーグ制覇。最多タイとなる5勝を挙げ、最優秀選手、ベストナインに輝いた左腕がチームを全国の舞台へと導いた。
勝てば優勝、負ければV逸の一戦で気迫のこもった投球を見せた。「悔いのない球を投げようと思った。気持ちだけで抑えた」と立ち上がりから全力。三回には無死三塁のピンチを背負うが、相手のスクイズを阻止し、さらに2つの空振り三振を奪って得点を許さなかった。5回を2安打無失点。試合の流れを作り、マウンドを降りた。
優勝は、阪神・佐藤輝を擁した20年秋以来。当時2年生だった久保もメンバーの一員として貢献した。「終盤の大事な場面で打ってくれた」と先輩の頼もしい姿を思い返す。1年時には寮の風呂で「そんな体じゃあかん」と体作りの大切さを説かれたこともあった。
その言葉を糧に成長し、つかんだV。6月の全日本大学野球選手権では、開幕日に東京ドームで和歌山大とぶつかる。「硬くならずに自分の力を出せたらいいと思っています」と久保。佐藤先輩も届かなかった全国の頂点を目指す。
◆久保玲司(くぼ・れいじ)2000年6月24日生まれ、大阪府守口市出身。21歳。171センチ、68キロ。左投げ左打ち。藤田小1年から藤田ブルースターズで野球を始め、大久保中では準硬式野球部に所属。関大北陽では1年夏からベンチ入りし、2年秋から背番号1。近大では2年秋からリーグ戦に登板。最速151キロで球種はスライダー、チェンジアップ。





