選手会 審判員の対応についてNPBへ質問状 意見交換の場も求めていく意向
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が28日、オンライン形式で開かれた。選手会は以前から求めている審判員の技術向上や選手への対応方法に関し、NPB側へ質問状を提出する意向を伝えた。
審判員に関しては24日のオリックス-ロッテ戦(京セラ)で、ボール判定に不満気な態度を示したロッテ・佐々木朗に、球審を務めた白井審判員が詰め寄った行動が物議を醸している。
この件について、選手会・加藤事務局次長は「元々、いろいろなコミュニケーションが足りていないんじゃないかという意見が選手からもあった。今回の件もコミュニケーション不足の部分もあるのかなと感じている」との見解を示した。
その上で白井審判員の件に限らず、以前から求めてきた審判員の技術向上やフィジカル面を含めた評価方法、選手への対応における統一性などで見解を求める質問状を送ることを通達。今後は選手と審判員の間でよりよいプレー環境を作るため、NPBや審判員側と意見交換を行う場も求めていくとした。