ヤクルト・奥川 53球で緊急降板 高津監督「代わる理由あった」チームも連勝3で止まる
「ヤクルト3-5巨人」(29日、神宮球場)
冷たい風が吹く神宮に、暗雲が立ちこめた。本拠地“開幕投手”を任されたヤクルト・奥川恭伸投手(20)が、わずか53球で降板。4回2安打1失点、3奪三振、1四球の投球内容に、試合後の高津監督は「代わる理由があったというところ」とのみ説明した。
試合終了を待たずして、ベンチから姿を消した。今季初登板となった奥川だったが、1点リードで迎えた四回に巨人・岡本に同点弾を献上。それでもその他は1安打に抑えるなど、ストライク先行の好投を続けていた。
五回に投手交代のアナウンスが流れると、スタンドはざわめき、その後、勝ち越しを許したチームの連勝は「3」で止まった。今後の登板予定は「予定通り」としたが、「今は何とも言えないです」と話すにとどめた指揮官。早期復帰を願うばかりだ。