岡田彰布氏「誠也の穴大きく4番台頭待ち」 今季のカープを分析

 プロ野球は21日、オープン戦の全日程が終了した。阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏(64)が開幕へ向けて阪神と優勝を争うセ・リーグ球団の戦力を分析。鈴木誠が抜けた広島のキーマンを挙げ、今季のポイントを探った。

  ◇  ◇

 広島は苦しい戦いを強いられそうだ。去年まで鈴木誠が引っ張っていたチーム。不動の主砲が抜けた影響は大きいし、得点力は課題となるだろう。今季はその穴を埋める「4番」がキーマンになる。

 オープン戦序盤はドラフト6位・末包(大阪ガス)に任されていたが、さすがにまだ荷が重い。中盤以降は松山が入ったが、36歳で1年間を通して活躍できるかは疑問だ。新外国人のマクブルームも有力候補だが未知数だし、さすがに鈴木誠級の活躍を期待することは酷だろう。4番で固定できるような打者の台頭が待たれる。

 投手陣は先発に大瀬良、九里、森下と計算できる投手がそろい、抑えに栗林もいる。だが、やはり援護がないと投手はきつい。特に先発は「1、2点取られても打ち返してくれる」という余裕を持つことができればいいが、「1点もやれない」と思って投げることになると、投げ方も変わってくる。今季は打線が活発になるかどうかがポイントだ。

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