ロッテ・佐々木朗 163キロ!初回からでた~プロ入り後自己最速「気にせず投げた」

 「練習試合、日本ハム1-1ロッテ」(19日、タピックスタジアム名護)

 スタンドがざわつく。スコアボードに、度肝を抜く球速表示が刻まれた。ロッテの佐々木朗希投手(20)が19日、日本ハムとの練習試合(名護)で先発。今年初の実戦マウンドで、高校3年時に記録した自己最速に並ぶ、163キロを記録した。

 初回だった。「数字は別として、球自体は良かったと思う。あとはコントロールとかそういったところを次に向けて修正していきたい」。初球でプロ自己最速を上回る161キロが表示されると、その後も160キロ台を連発。3番・細川の5球目に投げた直球で163キロを記録した。

 練習試合のため球速は非公式ながら、大船渡時代の2019年4月に、高校日本代表候補合宿の実戦形式の練習で記録した自己最速に並んだ。二回にも野村への初球で再び163キロが表示されるなど、計26球で160キロ台は16球を数えた。結果的に2回で1奪三振を含む2安打無失点。新庄ビッグボスの前で圧巻のピッチングを見せ、主役の座を奪った。

 ただし、登板後は全く浮かれることはない。「速く出ちゃうかなとは思っていた。そこは気にせず投げた」とボソリ。試合が行われたタピックスタジアム名護は、球速が実際よりも高く表示されるとされ、球団独自のスピードガンでの最速は156キロだったというが、調整は順調だ。

 新庄ビッグボスとの初顔合わせでもあった一戦。井口監督は「朗希のスピードの方がザワザワしていた。朗希の勝ちじゃないですか」と鼻高々だ。まだ決まっていないとされる開幕投手争いでも、頭一つ抜け出した。

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