オリックス・ラオウ インハイ攻め攻略今オフテーマ「3年前からやってる」

 オリックスの杉本裕太郎外野手(30)が23日、大阪市内の球団施設で自主練習を行い、今オフは“インハイ攻め”の攻略をテーマに掲げた。

 最低気温4度の中、室内練習場ではあるが、半パン姿で練習。豪快なスイングで、快音を響かせていた。今季は本塁打王を獲得するなど、大きく飛躍。だからこそ「内角を今まで以上に攻められると思う」と警戒する。

 そこで、今オフのテーマは内角高めを攻められた時の対策だ。「3年前からやってるけど、もっと精度を上げないといけない」。グリップとバットの芯の中間に重心があるバレルバットなどを活用し、内角のさばきを徹底的に鍛えると誓った。

 今季の活躍だけ見れば、レギュラー確定だが本人は「出られるとは思ってないです」と油断はない。「打点は欲しいですね」とチームの勝利に直結する数字へのこだわりものぞかせた。1年のブレークでは終わらせない。ラオウが正真正銘のレギュラーとなるべく、まずは内角攻めを攻略してみせる。

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