つば九郎 ひと言もしゃべらずラジオ出演 小塚アナ、元選手の三輪広報との絶妙連携

 プロ野球・ヤクルトの人気マスコット、つば九郎が出演したラジオNIKKEI「小塚アナの褒めタイム!」(毎週火曜、午前11時35分)が21日に放送された。だが、つば九郎はまったくしゃべらず、筆談で意思疎通をする。果たして、どうやって無音が続くと“放送事故”になるラジオ番組を成立させたのか。

 この番組は、小塚歩アナが、さまざまな業界から出演するゲストを“褒める”番組。今回は、ヤクルトの日本一をマスコットとして支えたつば九郎を褒める、というテーマだった。主役はつば九郎。そこに、元ヤクルト選手で、現在は広報担当として務めている三輪正義さんがサポート役として出演した。

 番組公式サイトや、ツイッターによると、自身の意思を示す時は、いつもの通り、フリップでやり取りをした。質問をした小塚アナがフリップを出すタイミングで「どん」と言ってから答えを読み上げる。そこに、三輪広報が“通訳”として、その真意やバックグラウンド、豆知識などを説明する、というスタイルで、軽妙にやり取りを展開していった。

 「こんばんは、にしきごいです」(今晩は、錦鯉です)とM-1チャンピオンを織り交ぜた時事ネタで挨拶をする芸達者ぶり。自身がFA宣言したニュースがNHKにも取り上げられたことに水を向けられると「へいわなよのなかのしょうちょう」(平和な世の中の象徴)と切り返し、競馬の有馬記念の予想もしていた。

 つば九郎の公式ブログによると、「45ふんくらいのろくおんを、おみごとなへんしゅうでしたね~」(45分くらいの録音を、お見事な編集でしたね~)と、ラジオNIKKEI側に感謝していた。つば九郎、小塚アナと三輪広報、編集者と、三位一体のコンビネーションで、音のない“つば九郎節”をラジオに乗せていた。

 同番組は「radiko(ラジコ)」のタイムフリー機能で、放送から1週間聴くことができる。

 ※記事中のつば九郎のラジオ内のコメントは、普段のやり取りを尊重して、平仮名で表記しました。()内は漢字で補足しています。

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