ヤクルト・高津監督 先発陣“極秘練習”で煙幕 やっぱりあるぞ第7戦奥川

 神戸での対戦に向けて抱負を語る高津監督
 前日練習を行った奥川(左)と高橋(右)
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 「SMBC日本シリーズ2021」の第6戦が27日、ほっともっとフィールド神戸で行われる。東京からの移動日となった26日、同球場で練習を行ったヤクルトは投手練習を“非公開”。第7戦に奥川恭伸投手(20)が先発する可能性もあり、高津臣吾監督(53)は緊張感を高めて20年ぶりの覇権を決めにいく。

 公開されたナイター練習の中で、先発陣は“極秘練習”となった。報道陣の受付開始時間には既に投手陣の練習が終了。第6、7戦に先発が有力な高梨、奥川や高橋も、笑顔で引き揚げるところだった。高津監督はこの意図を説明した。

 「(ナイターでの)動き始めの時間に合わせたのが理由です」

 試合を想定した時間での練習。これまでと違い、最低気温1桁が予想される屋外球場が舞台となるが、指揮官は「1日やって寒さに慣れるわけではない」と、それぞれのルーティンを優先した形だ。

 “煙幕”が張られたため、この日の調整は不明。ただ第1戦で好投の奥川は、25日にメディシンボールを使った練習など軽めのメニューで調整した。通常の登板2日前とは異なる練習のため、第6戦の先発はないもよう。ただ第7戦までもつれた場合、今季初の中7日で“奇襲登板”を仕掛ける可能性もあり、その場合は高橋がリリーフ待機となる。

 まずは第6戦。高津監督は「正直こちらはたくさん点を取れないと思う。相手エースに勝つためには、(先発が)点を与えないことが1番かなと思います」と高梨に期待した。

 奥川-高橋-小川-石川-原とみんなでつないできたバトン。「負けたくない気持ちを向こうからもすごく感じる。でもそれ以上に僕らも、その気持ちを持ってグラウンドに立っているので」。20年ぶりの日本一まで、あと1勝。最後まで走りきる。

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