逆転2ランのヤクルト・サンタナ「マダオワッテイナイ」20年ぶり日本一へ決意新た

 試合に勝利し、スタンドのファンと一緒に関東一本締めをするヒーローのサンタナ(中央)=撮影・高石航平
 ヒーローインタビューを終えつば九郎(右)と並んでポーズを決めるサンタナ(撮影・開出牧)
 7回、逆転2ランを放ち高津監督、村上に迎えられるサンタナ(撮影・金田祐二)
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 「日本シリーズ・第3戦、ヤクルト5-4オリックス」(23日、東京ドーム)

 逆転2ランでヤクルトに勝利を引き寄せたサンタナがヒーローインタビューで喜びを爆発させた。1点を追う七回2死一塁。4番手・吉田凌の外寄りスライダーを捉えると、打球は右中間席へ。「強く振れる球を待っていた。一球で仕留めることができて最高でした」と声を弾ませた。

 第1、2戦は計6打数無安打と当たりがでなかった。この試合も第3打席を終えて、三ゴロ、三ゴロ、四球と快音を響かせることはできず。追い込まれた状況の中、今シリーズ初安打が殊勲の逆転2ランとなり、「とても気持ち良かった。僕のために盛り上がっていたのを見て、すごい経験をしていると思った」と興奮気味に振り返った。

 「マダオワッテイナイ」

 最後に日本語でこう決意を述べると、スタンドはさらに大きな歓声に包まれた。20年ぶりの日本一まであと2勝。勝負強さが光る助っ人は表情を引き締め、頂点を見据えた。

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