オリックス零敗43年ぶり 中嶋監督「簡単に終わるわけない」 高橋像違った

 「日本シリーズ・第2戦、オリックス0-2ヤクルト」(21日、京セラドーム大阪)

 「SMBC日本シリーズ2021」は、先勝のオリックスが敗れて1勝1敗のタイとなった。

 目の前の現実は43年ぶりの屈辱だった。中嶋監督が潔く敗戦を受け止め、次戦へ切り替える。「1敗は1敗として受け止めて」。打線沈黙で喫した完封負け。日本シリーズでの零敗は、球団では阪急時代の1978年第7戦以来。それでも、たかが1敗にすぎない。

 走者を出すものの決定打が出ない。高橋を前に五回まで毎回安打を記録したが、要所を締められるなど六回以降は無安打。この日は初戦で代打アーチを放ったモヤを「6番・一塁」で先発起用し、さらにラベロを5番へ打順を上げるなどするも機能せず。先発・宮城の好投にこたえられなかった。

 食い違ったのはイメージ。「(高橋は)もっと荒れ球だと思っていたんですけど、そこまで荒れていなかった。ボールも強い。非常にいいピッチャー」と指揮官。相手を認めながら次の対策を練る。

 劇的だった初戦のサヨナラ勝利から一転。この日の完封負けで星取りは1勝1敗の五分に。「そんな簡単に終わるわけはないので。それが日本シリーズ」。当然、短期決戦の難しさは承知している。

 敗戦の中にも光明はある。決して揺るがないのは選手への信頼。「何とか、やり返してほしいと思います。何とか一つ取りに行きます」。目指すは25年ぶりの日本一。必ず悲願は成就させる。

 ◆パ球団の連勝ストップ オリックスが第2戦に敗れ、パ・リーグ球団は2018年第3戦のソフトバンクから続いていた連勝が13で止まった。また、13年第7戦・Kスタ宮城での楽天から続いていた、パ本拠地でのパ球団の連勝も20でストップした。

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