新任の楽天・立花義家１軍打撃コーチ（６３）が１７日、本拠地で行われている秋季練習に合流した。今季退団したソフトバンクの１軍打撃コーチ時代には日本シリーズ４連覇に貢献した名コーチ。早速、若手選手らに身ぶり手ぶりで指導を行った。

　秋晴れの楽天生命パークで就任初日から積極的に動いた。武藤、渡辺佳にティー打撃で熱のこもった指導を行った後、ロングティーでは横尾に身ぶり手ぶりを交えて助言。「基本的にチャンスをいただいたってことで、やっぱり１回ホークスを辞めたわけですから。もう１回チャンスをいただいたってことで感謝してやろうという意識ですね」と現在の心境を語った。

　同コーチはソフトバンク、オリックス、西武、ロッテでコーチを歴任し、楽天が５球団目の指導となる。これまでは外から見てきた楽天の印象について「敵としては嫌だったですね。しつこいし、終盤になればなるほどしつこい」と語った。

　チームは今季、塁上をにぎわせながらも、決定力のある選手を欠き、得点に結びつかない場面が多くあった。若手育成も並行していきながら、課題克服へも心血を注いでいく。