楽天が来季の新外国人選手として、マリナーズからＦＡとなったホセ・マルモレホス外野手（２８）の獲得に向けて調査していることが７日、分かった。

　マルモレホスは左の長距離砲で２０年７月にメジャーデビュー。昨季は３５試合で打率・２０６、６本塁打、１８打点だった。今季は４１試合で打率・１６０、４本塁打、１２打点とメジャーでは目立った成績を残せていないが、３Ａでは８３試合で打率・３３８、２６本塁打、７５打点。ＯＰＳ（出塁率＋長打率）１・１１１は３Ａトップだった。

　楽天の今季のチーム本塁打１０８本は１２球団中１０位。２０本塁打以上は島内（２１本）だけだった。課題の長打力を補うべく、本塁打も期待できる２８歳のドミニカンに白羽の矢を立てた。

　今季はディクソン、カスティーヨの両右打者が加入。しかし、２人とも結果を残せず、７日に退団が発表された。カスティーヨは来日初打席で左脇腹を負傷するという不運もあったが、一発のある外国人打者がいない打線は迫力を欠いた。

　ＧＭを兼任する石井一久監督（４８）の続投は決定的。レギュラーシーズンは３位に終わり、ＣＳでもファーストＳで敗退した悔しさを晴らすべく、この一年で見つかった課題克服を目指す。

　◆ホセ・マルモレホス（Ｊｏｓｅ　Ｍａｒｍｏｌｅｊｏｓ）１９９３年１月２日生まれ、２８歳。ドミニカ共和国出身。１８８センチ、１０８キロ。左投げ左打ち。内・外野手。２０１１年にナショナルズと契約。２０年にマリナーズでメジャーデビュー。メジャー通算成績は７６試合３９安打１０本塁打３０打点、打率・１８３。