清田氏、ロッテを提訴 契約解除は「違法で無効」 球団側「コメントは控える」

 新型コロナウイルス禍で不要不急の外出をしたことなどを理由に、ロッテから契約を解除された清田育宏氏(35)が「処分は違法で無効」として、球団選手としての地位確認や計約9700万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことが分かった。4日の第1回口頭弁論で球団側は請求棄却を求めた。

 清田氏側は、球団のルールは外出の自粛を求めたものだとして「外出禁止は定められていなかった」と指摘。労働組合の日本プロ野球選手会が清田氏の処遇などの協議を望んだのに球団が応じず、一方的に契約を解除したのは「解雇権の乱用だ」と主張している。

 その上で「不当な処分の影響で他球団と契約できず、プロの選手生命を断たれたと言っても過言ではない」としている。

 訴状によると、清田氏は昨年9月、遠征先の札幌で女性と会食をし、球団に事実と異なる説明をした。その後、チームで新型コロナの集団感染が判明。清田氏も陽性となり、球団は今年1月、無期限謹慎処分とした。

 5月1日に処分は解除されたが、その後、女性と複数回外出をしたことが発覚。球団は同23日、チームへの背信行為に当たるなどとして選手契約を解除したと発表した。

 ロッテは「係争中のためコメントは控える」としている。

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