オリックス 1日で再奪首 会心の逆転勝ちで2位以上確定!最短23日逆マジック点灯
「オリックス6-3楽天」(19日、京セラドーム大阪)
“ナカジマジック”がさく裂だ。打てぬなら走らせてみよう、とばかりの足攻だった。
オリックスは1点を追う五回2死。そこまで早川の前にT-岡田の本塁打の1安打に封じ込まれていた中、安達が四球で出塁。続く紅林は2球で追い込まれたが、ここでベンチが動く。安達が二盗を成功させると流れが変わった。紅林は続く4球目を左中間二塁打で同点。若月も中前打で勝ち越した。
さらに若月の二盗などで一、二塁とすると、宗の2点三塁打まで飛び出した。5日の日本ハム戦以来、11試合ぶりの1イニング4得点で早川をKOした。
中嶋監督は「流れ的にどうにか動かさないといけないところ。安達がよく走ってくれました」と振り返った。今季のチーム盗塁数は、試合前の時点で楽天と並びリーグ最低の45。だが、打線が7試合連続1桁安打中と低調であることも考え、足で動かした。
「今までそれができなくて苦しい試合になっていた。やっとつながった気がします」
1日で首位を奪回し、2位以上が確定。変わらず、優勝マジックはロッテに点灯しているが、最短で23日にも逆マジック、最短24日に優勝の可能性が出てきた。「あと3試合、全員でやり抜くしかない。一つのプレーに全員で集中してやっていきたいと思います」と指揮官。采配で勢いを取り戻したオリックスが走りきる。