日本ハム・栗山監督が退任 涙「今日から来年は始まっている」
日本ハムは16日、栗山英樹監督(60)が今季限りで退任することを発表した。15日に今季のCS進出の可能性が消滅し3年連続でBクラスが決定。2度のリーグ優勝、16年に日本一に導いた指揮官は、節目の10年目を持ってユニホームを脱ぐ。
この日のオリックス戦(札幌ド)前の練習では選手やコーチ、スタッフに自ら退任を報告。「今日から来年は始まっている。しっかりやれと伝えた」。時折り涙をぬぐいながら、思いを語った。
監督通算678勝は球団最多記録。大谷翔平(現・エンゼルス)を二刀流に育て上げるなど球団への功績は大きい。川村浩二球団社長は、近年の成績低迷が退任の理由ではないとし「10年を一区切りで勇退して頂く形」と説明。「まだ何も決まっていないが、何らかの形で球団に携わって欲しい」と退任後にポストを用意する考えも明かした。
後任候補については「今は話せる段階にない」としたが、東京五輪で日本代表監督を務めた球団OBの稲葉篤紀氏(49)が軸になる見込みだ。