中日・藤井 引退セレモニーで自虐 まさかの3球三振に「後輩たちが笑わせてもらったと」

 引退セレモニーで、観客に手を振る中日の山井(左)と藤井=バンテリンドーム
 引退セレモニーでナインから胴上げされる中日・山井=バンテリンドーム
 引退セレモニーでナインから胴上げされる中日・藤井=バンテリンドーム
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 「中日1-3ヤクルト」(13日、バンテリンドーム)

 今季限りで引退する中日・藤井淳志外野手が、1番・右翼で先発出場。1打席限定の引退試合に臨んだ。

 初回、大歓声に送られて打席に入ると、初球は149キロ直球を見逃し。2球目は144キロをファウルしたが、3球目の直球を見逃し三振に倒れた。思わず「ワオ」と苦笑いした。

 試合後の引退セレモニーでは「デッドボールに始まり、見逃し三振に終わった16年でしたが、中身は濃かったように思います」と充実の表情。続けて「気持ち良くかっこよく涙、涙としたかったが、笑顔で終わりたいですという引退会見がこういう笑顔になるとは思わなかった」と自虐もまじえて苦笑いした。それでも、「後輩たちが『最後まで笑わせてもらいました』、と。それが僕のプロ野球人生を表した言葉なのかなと」と話すと、大きな拍手を浴びた。

 「幸せな野球人生をくれたのも支えてくれた家族、まわりの方のおかげ」と感謝の言葉を述べ、「こうやってセレモニーをしてもらえるほどドラゴンズのユニホームを着られたことは僕の誇りです」と胸を張った。

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