オリックス・T-岡田、うれしい通算200号逆転弾 天王山先勝、逆転Vあきらめん
「ロッテ2-5オリックス」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
右翼スタンド中段に打球が刺さるのを見てからオリックス・T-岡田は走りだした。1点を追う四回2死一、三塁から飛び出した逆転3ラン。価値ある一発はプロ16年目で通算200本塁打の記念弾になった。
「あんまり意識してなかった。勝てたのがいいですね。これからも1本1本積み重ねて頑張っていきたい」
首位ロッテと勝負の3連戦。負ければ自力優勝の可能性が消滅し、ロッテにマジックが点灯する。ギリギリのところで踏ん張った。
「2014年より今年の方が気楽にやれている。あのときは疲労感が半端なかった。精神的にも体力的にも。今年はあそこまで気負わずにできている。プエルトリコにいって自分の中では変わったところがありますね」
あと一歩のところで優勝を逃し、涙を流した7年前。そこから不振に陥り19年にはわずか20試合の出場。長い2軍暮らしに「若い子の出番を奪ってる」と責任感からFA移籍に傾きかけた。だが、京セラドームの最終戦で代打出場した際の大歓声に「ファンに恩返しがしたい」と思いとどまった。復活を目指し、プエルトリコのウインターリーグに参加。そこでは野球を楽しんでやるという原点に触れた。さまざまな経験を経て強くなった。
中嶋監督は「Tの仕事です」とあえて褒めることもなかった。逆転優勝へオリックスには背番号55がいる。




