ヤクルト今季初の首位 九回に中村が決勝打 後半戦の首位は優勝した15年以来

4回、サンタナの適時二塁打で生還した西浦(3)を迎えるヤクルト・高津監督(右端)=横浜
9回ヤクルト2死一、三塁、代打中村が中前に勝ち越し打を放つ=横浜
9回、代打で勝ち越し打を放ち、喜ぶヤクルト・中村=横浜
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 「DeNA1-2ヤクルト」(22日、横浜スタジアム)

 高津ヤクルトが、8戦負けなしの5連勝で今季初めて首位へ浮上した。中日に敗れた阪神を抜き去った。

 土壇場で決めた。五回から八回まで無安打と我慢の時間が続いたが、同点で迎えた九回。エスコバーに対し、先頭の村上が中前打で出塁すると、1死後、西浦の犠打が捕手への内野安打となり1死一、二塁とした。

 ここで登板した山崎に対し、代打攻勢で一気にたたみかけた。まずは代打・山田が遊ゴロに倒れたが、2死一、三塁。続く代打・中村が中前にはじき返す決勝適時打。九回2死から勝ち越し点をもぎ取った。

 先発の小川が二回に伊藤光の適時二塁打で先制点を許したが、その後は粘投。6四球と不安定な制球で走者は出したが、決定打は与えなかった。

 この結果敗れた阪神は63勝48敗5分で貯金15、ヤクルトは56勝42敗15分で貯金14だが、勝率で上回るためマイナス0。5ゲーム差で20年7月以来、今季初の首位に浮上。後半戦に首位に立つのは、優勝した2015年以来だ。目指す逆転優勝へ。残り30試合でさらに勢いを増す。

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