阪神・才木の母校の須磨翔風が7年ぶりの秋16強 来秋ドラフト候補の槙野が完封

 「秋季高校野球兵庫大会・2回戦、須磨翔風3-0赤穂」(18日、姫路ウインク球場)

 須磨翔風が赤穂を下し、ベスト8となった14年以来、7年ぶりの秋16強入りを果たした。来秋ドラフト候補で既に複数球団が注目している槙野時斗投手(2年)が先発し、9回5安打9奪三振で完封。圧倒的な投球でスコアボードに9つの0を並べた。

 練習試合を含め、今年初めて九回を投げきった槙野は「試合が終わって気づきました。少しは成長したかなと思います」と頬を緩めた。

 圧巻だったのは六回だ。最速140キロを超える直球と変化球を交えて2つの三振を取ると、最後は渾身(こんしん)の直球を外角一杯に決め込み三者連続三振。七回以降は得点圏に走者を背負いながらも、要所で三振を奪う粘り強い投球で得点を許さなかった。

 同校OBに阪神・才木浩人投手がいたことも入学のきっかけとした槙野。「一度動画で見たことがあって、直球で押して最後にスライダーという投球をしていた。自分も直球主体の投手になりたい」と憧れを口にした。

 才木の恩師でもある中尾修監督も「投げることに関してはいいものを持っている。あとは身体能力を高めていければ」と称する逸材。青い縦縞をまとった好右腕がチームを兵庫の頂点にいざなう。

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