楽天・早川、3カ月ぶり8勝目「いろいろな人の支えがあって打開」

 「楽天4-1オリックス」(14日、楽天生命パーク宮城)

 鬱憤(うっぷん)を晴らす好投だった。楽天・早川は八回途中まで投げて単打5本で1失点。四死球は一つだけと持ち味の制球力を発揮し、6月6日以来の8勝目を挙げ「長い長いトンネルだったと思うけど、いろいろな人の支えがあって打開できた」と実感を込めた。

 アクシデントにも負けなかった。3-0の六回2死で宗の強い打球が右足を直撃して内野安打となり、続く杉本に中前打を許して一、三塁とされた。この踏ん張りどころでT-岡田を初球の145キロの速球で中飛に仕留め「気持ちで押せた」と胸を張った。

 3-0の八回2死三塁で宗のぼてぼての当たりが遊撃への適時内野安打となって降板するまで先発の役割を果たした。同じ左投手で11勝を挙げている宮城とは過去2度投げ合って黒星を喫していたが、初めて投げ勝った。

 チームの連敗を3で止めて2位・オリックスとのゲーム差を2に縮めた。ドラフト1位ルーキーの復調に石井監督は「ポテンシャルを持っている投手なので、これぐらいはやってくれる」と満足そうだった。

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