セ・パ両リーグは８日、７、８月度『大樹生命月間ＭＶＰ賞』を発表し、パの投手部門ではオリックス・山本由伸投手が６月度に続き受賞した。山本の月間ＭＶＰ受賞は自身３度目。

　山本は７、８月は４試合に先発し１完投、１完封を含む４勝０敗、防御率０・８４の好成績を挙げた。

　「最近、調子もすごくいいところで安定しているのでうれしいですね。チームもいい順位にいてなんとかチームの力にという思いで勝ち星も付いているのでいいと思います」

　山本は東京五輪にもエースとして参加。２試合に先発するなど、大会ベストナイン（右投手）に選出される活躍。チームに戻ってからも好調ぶりを継続している。

　「五輪終わってから気持ちの切り替えをしっかりしてシーズンに戻れたのでそれが良かったのかなと思います」

　自身初の２桁勝利もすでにクリア。ここまでハーラートップの１２勝を挙げている。好調の要因をこう分析した。

　「トレーナーの方だったり、サポートを受けていいコンディションで臨めている。基本的なところを大事にして残りのシーズンもやっていきたい。食事、睡眠。生活の基本的な部分は大事に今シーズンはやっています」

　ここまでのシーズンを点数で付けるなら。

　「７０点くらいですか（笑）シーズンの前半はそんなに調子が良くなく負けが続いたりもあった。６、７月くらいからはいいですけど。１年通してのシーズンなので」

　チームとして２５年ぶりの優勝へ、吉田正の離脱など試練に見舞われている。

　「とにかくチームプレーなので正尚さんの穴はすごく大きいですが少しずつカバーできたらなと思います」

　山本は５月２８日・ヤクルト戦から９連勝中。