中日が木下雄介さん追悼試合で白星「これからも雄介さんと」京田はお立ち台で涙声

 木下雄介さんの追悼試合を前に、背番号「98」のユニホームを着て黙とうする中日の選手ら
 木下雄介さんの追悼試合を前に、黙とうする中日の選手ら
 木下雄介さんの追悼試合のセレモニーで、マウンドに献花する中日の(左から)柳、京田、与田監督、大野雄、木下拓
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 「中日2-0DeNA」(5日、バンテリンドーム)

 8月3日に死去した中日の木下雄介投手の追悼試合として開催された。試合前には追悼セレモニーが行われた。投手陣は完封リレー。八回、福留の決勝タイムリーなどで白星を捧げた。

 中日の選手・スタッフ全員が木下さんの「98」の背番号をつけてプレー。マウンドには98の数字が描かれた。

 試合は0-0が続き、終盤へ。八回、2死二塁から代打の福留が中越えにタイムリーを放ち、これが決勝点となった。京田もタイムリー二塁打で続き、2点をリードした。

 投手陣は先発のロドリゲスが5回無失点。以後、田島-祖父江-又吉-R・マルティネスとつないだ。三回と七回に2度、1死満塁のピンチを迎えたが、三回はロドリゲスが、七回は祖父江がどちらも遊撃への併殺打で切り抜けた。白星は又吉につき、今季初勝利。

 ヒーローインタビューにはタイムリーの2人が呼ばれた。京田は「家族ぐるみでも本当によくしていただいて、お世話になった先輩だったので、なんとか今日、勝っていい報告をしたかったです」と涙声。「これからも雄介さんと一緒に戦っていきますので、皆さん応援よろしくお願いします」とファンに誓った。

 福留も「何としても今日は勝って、木下にいい報告をしたいという思いで、今日の1日はゲームに臨みました」と思いを明かした。タイムリーの場面は「どんな形であれ、ランナーをかえそうと思って打席に立って。ちょっと初球、厳しいボールがあったので、それが逆に、自分の気持ちの中でコノヤローという気持ちも持ちながら」バットを振ったと振り返った。

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