「ロッテ７－５日本ハム」（３日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　４－５の八回、ロッテ・佐々木千は雨でぬかるんだマウンドでも落ち着いていた。先頭の大田を遊飛に打ち取ると、中島には四球を与えたが続く石川亮は中飛、続く西川を二ゴロで片付け、その裏の味方打線の逆転劇につなげた。チーム最多に並ぶ８勝目を挙げ「ゼロで抑えられて良かった」と謙虚に喜んだ。

　コースを丁寧に突き、テンポ良く腕を振るのが持ち味。無敗を続けており「非常に充実したシーズンを送れている」とうなずいた。

　一回に３点を先制されるなど２度リードを許す苦しい展開を救援陣の踏ん張りで勝利につなげた。首位オリックスとは１・５ゲーム差。「本当に優勝を目指してやっていきたい。まだまだ、いい位置にいる」と表情を引き締めた。