侍ジャパン・稲葉監督 決勝雨予報「ちょっと心配」不測の事態にも備える
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」が6日、金メダルをかけて臨む7日の決勝・米国戦(横浜)に向けて都内で最終調整した。先発する広島・森下暢仁投手(23)は「腹をくくってやりたい」と宣言。稲葉篤紀監督(49)は、台風10号の悪天候による日程変更の可能性にも柔軟に対応していく考えを示した。
金メダルをかけた大一番を前に、稲葉監督は「緊張感とワクワク感と、両方の気持ちが入り交じっている」と高ぶる気持ちを表現した。その上で「いつも通り投手を中心とした守りからのリズムで攻撃に移す。そしてみんなでつないで勝っていく。これまで通りの戦い方が大事」とした。
台風10号の接近で試合開始時は雨の予報もある。「ちょっと心配。中止になれば明後日(8日)のデーゲームになる可能性もあるという情報は聞いている。これも含めて国際試合。いろんなことが想定される」と不測の事態にも備える考えだ。
17年の監督就任から集大成となる一戦に「ここまで簡単には来られない道のりだった。悔いのないように全力で戦う」と稲葉監督。強敵も天候も払いのけ、最高の輝きを放つメダルを手にする。