稲葉監督 十回、勝負の強攻策「打てのサインを出しました」収穫は千賀「次に繋がる」

 サヨナラ勝ちし、うれしそうにナインを迎える稲葉監督(中央)=撮影・高部洋祐
 米国にサヨナラ勝ちし、甲斐(右)を迎える稲葉監督
 10回、サヨナラ打を放つ甲斐(撮影・高部洋祐)
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 「東京五輪・野球・準々決勝、日本7-6アメリカ」(2日、横浜スタジアム)

 侍ジャパンがタイブレークの末にサヨナラ勝ち。準決勝進出を決めた。

 執念で米国を撃破した。無死一、二塁から始まるタイブレークの延長戦。十回、米国の攻撃を無失点でしのいだ日本は村上の代打、栗原がバントで送り好機を拡大。1死二、三塁から途中出場の甲斐がサヨナラ打を放った。

 稲葉監督は「あそこは内野を5人にして内野ゴロ、スクイズ警戒というシチュエーションだったので打てのサインを出しました」と勝負のタクトを振り返った。

 勝因の一つは六回以降のリリーフ陣の奮闘。中でも大きな収穫は4番手の千賀。六回から登板し、2回を1安打無失点5奪三振の好投で流れを変え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。大会前は故障明けで状態を不安視されていたが、本番で圧巻の投球だった。

 稲葉監督は「なかなかこの2試合の中で投げるシチュエーションがなかったので、きょうは投げてもらうプランを立てていました。あそこの2回、千賀投手らしいピッチングができたということで、次に繋がると思います」と今後の計算が立つ戦力として、期待していた。

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