明徳義塾コールド発進 エース代木が得意カットで8回9K!

 「高校野球高知大会・2回戦、明徳義塾8-1土佐」(21日、春野総合運動公園野球場)

 高知ではシード校が登場。第1シードの明徳義塾は5球団が視察に訪れる中、エース左腕・代木大和投手(3年)が8回4安打9奪三振1失点の好投を見せた。打線も中盤から得点を重ねてコールド勝利。春夏連続の甲子園出場へ好スタートを切った。

 「甲子園でやられた分は甲子園でしか返せない」。8回1失点で上々の初戦を終えた代木は、真っすぐ前を向いて言い切った。

 大会前の練習試合では143キロで自己最速を更新。しかし「自分はコントロールで生きていくしかない」とスピードへのこだわりはなく、生命線である制球力を磨いてきた。この日も制球を重視し、直球は130キロ前後に抑えつつ、得意とするカットボールなどで9奪三振。それでも、八回の失点を振り返り「余裕がなかったというか、詰めの甘さが出た」と反省を口にした。

 甲子園に戻らなければならない理由がある。「自信を持っていたカットボールを狙われて打たれた」。春のセンバツ1回戦・仙台育英戦では9回1失点(自責0)と好投したものの、0-1で敗戦。その責任を一身に背負ったエースは「リベンジするという強い気持ちを持ってずっと練習をしてきた」と熱い思いを言葉にした。

 県内最大のライバルである高知・森木大智投手(3年)ら、倒さなければならない相手は多く、足元をおろそかにするつもりはない。しかし、高みを目指すことも決してやめない。「ホッとすることは一切ない。目の前の一戦一戦を全力で、自分のやれることをやっていく」。まず1勝。甲子園まではあと3つ。とにかく勝つだけだ。

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