青山学院エース中山Jr.完封勝利!父・中山秀征号泣「本当によく頑張りました」

 完封勝利を挙げた青山学院・中山脩悟
 涙を流しながら次男の脩悟ついて語る中山秀征
 試合を終えて記念撮影をする(左から)妻の白城あやか、次男の脩悟、中山秀征
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 「高校野球東東京大会・2回戦、青山学院2-0立志舎」(15日、駒沢球場)

 東東京大会は2回戦9試合が行われ、タレント・中山秀征(53)の次男で、青山学院のエース・脩悟投手(3年)が完封で初戦突破へ導いた。家族が観戦する中、9回6安打無失点。また、阪神などで活躍し、4月から雪谷を率いる伊達昌司監督(45)は公式戦初采配で初勝利を挙げることはできなかった。

 ピンチを切り抜けるたびに、中山脩はガッツポーズを繰り出した。エースで4番、そして主将。まさに大黒柱の活躍だった。「本当にうれしい」と勝利の味をかみしめた。

 堂々とした姿にスタンドの両親ら家族は大きな拍手。苦しい時期を過ごした鬱憤(うっぷん)を晴らすような快投に目を細めた。父・秀征さんは「つらい思いをして過ごしてきた1年。本当によく頑張りましたね」と晴れ姿に目を細め、涙を流した。

 チームはまさに“2年分の夏”として挑んでいる。昨夏の東東京独自大会はコロナ禍を受け、青山学院は学校の方針で参加を辞退。中山脩は「誰の責任でもない。下を向いているより上を向いていこう」。主将として仲間を引っ張ってきた。

 コロナ禍での活動自粛期間は自主トレを強いられたが、家族のサポートがあった。父・秀征さんがキャッチボールの相手を買って出てくれたこともあったという。父に「もう捕れませんね」と喜ばせるほどの成長を示した時間は、かけがえのない財産となった。

 支えてくれた感謝は、力投で示した。昨秋に最速138キロを計測し、「自信がある」と胸を張る真っすぐで押した。毎回のように走者を背負いながら、最後まで得点は許さず。七回2死二、三塁では「一番指にかかっていいボールだった」と納得の1球で空振り三振に斬り、シャットアウトにつなげた。

 この日の朝は父からエールを送られていたという。「(昨夏)出られなかった分、運とかをためているから自信を持っていけ」。マウンド上でも父の言葉が支えとなった。

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