楽天・田中将大が7回1失点 同級生・柳田と8年ぶり対戦 先制被弾も三振で返り討ち
「ソフトバンク-楽天」(13日、ペイペイドーム)
楽天先発の田中将大投手が今季ソフトバンク戦初先発。7回103球を投げて4安打1失点の好投。4勝目の権利を手にして降板した。
ソフトバンク・柳田と“好勝負”を繰り広げた。侍ジャパンでチームメートとなる2人は88年生まれの同級生。対戦成績は12年には13打数2安打に封じたが、13年は6打数3安打と打たれていた。
ライバルとの8年ぶりの顔合わせ。初回は2死走者なしの場面で対戦。初球の内角低めの135キロのスライダーを右中間に運ばれる先制ソロを被弾した。
2度目の対戦は3-1と逆転して迎えた三回2死二塁の場面。カウント2-2から外角高めの149キロの直球で空振り三振に仕留めて返り討ちにした。
味方打線が小刻みに得点を重ねる中、田中将は140キロ台後半の威力のある直球にスプリット、スライダーを織り交ぜて自在の投球。四回から六回までは無安打。七回は2死から2本の内野安打で一、二塁とされたが、川瀬を遊ゴロに仕留めた。降板後は石井監督とベンチで笑顔を交えて言葉をかわした。
田中将のソフトバンク戦は通算31試合に登板して16勝3敗、防御率1・85。この日も変わらぬ相性の良さを見せつけた。