オリックス大勝も中嶋監督、8勝目の宮城にあえて苦言「内角の精度を上げてほしい」
「オリックス10-0西武」(27日、京セラドーム大阪)
オリックスは先発全員安打の15安打で大勝。連敗を2で止めた。先発の宮城は5回無失点でハーラートップの8勝目を挙げた。
中嶋聡監督は宮城について「最初はそうでもなかった。苦しい内容になってしまった。四球を連続で出す投手じゃないので、苦しいのかなと思いました。次の回いってたとした球数がかかっていたと思うのであそこでスパッといきました」
五回に2四球を出すなど5回で98球を擁した。初回には栗山、三回には源田に死球を出し、外角中心の投球となった。
「なかなかね。そんなに当てる投手じゃない。きょうに関してはボールを扱えていないのかな。若いんで遠慮したのかなとも思いますけどプロですのでね。これからはそういう弱気になるのもなくしていかないといけない。そう思われたら相手につけ入るスキがあるわけなんでここはもう1回、あそこ(内角)の精度をしっかり上げてほしいと思いますね」
あえて苦言を呈した。
打線はここ5試合ひと桁安打が続くなど、好機であと1本が出なかった。この日も初回、二回と2イニング連続で併殺打と重い雰囲気の中、四回1死一、二塁からT-岡田が先制二塁打。
「ダブルプレー、ダブルプレーだったので流れが難しくなる。“ダブルプレーやめてっ”て思いながらね(笑)打ってくれたので良かったです」
直後の伏見は初球スクイズを決めた。
「どうしても点取りたいところ。(ニールは)ゴロが多い投手。なかなかきれいに抜けていくのも難しいのでああいうこともしていかないと。1点でも多く取ることが勝つことだと思いますので。(宮城が)苦しみながらも抑えているのも見ていますし、あそこで点数が入ったのは非常にいい流れになったのかなと思います」
8連戦を5勝2敗1分けで終えた。
「そこはあまり考えずに目の前の試合をやっていた。最初の方でリリーフいっぱい使ってしまったのでどうなるかなと思いましたけど、それで張奕が出てきたり、いろんなパターンがまたできたのかなと思います。いい方に捉えたいと思います」
楽天と同率首位のまま、29日からは京セラドーム大阪でロッテ2連戦を迎える。