オリックス1カ月ぶり連敗 山本8勝目の権利もヒギンス、平野佳が逆転許す

 9回、山川に左翼線適時二塁打を浴びたオリックス・平野佳(撮影・佐々木彰尚)
 9回、代走を送られベンチへ戻った西武・山川は大喜び(撮影・佐々木彰尚)
 9回、左翼線に適時二塁打を放ち喜ぶ山川(撮影・佐々木彰尚)
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 「オリックス1-3西武」(25日、京セラドーム大阪)

 前夜11連勝がストップしたオリックスは、まさかの逆転負け。5月25日以来、1カ月ぶりの連敗となった。

 快勝ムードはもろくも壊れた。1-0で迎えた八回、2番手ヒギンスが2死から連続四球で一、二塁とし、栗山に同点適時打を浴びた。さらに九回、3番手・平野佳が無死から四球を与え、山川に左翼線決勝二塁打を浴びた。

 七回までは勝ちパターンだった。先発・山本は7回4安打無失点、9奪三振の力投。四回は長短打で1死一、三塁のピンチを招いたが、山川を見逃し三振に仕留めると、くるりと回って雄たけび。続くスパンジェンバーグも空振り三振に退けるなどホームを踏ませなかった。

 山本は降板後、「調子自体は立ち上がりから悪くなかったと思います。途中から真っすぐの感覚も良くなっていって、どんどん押していくピッチングもできていました。ピンチの場面もしっかりと粘ることができましたし、ゲームを作れたところは良かったと思います」とこの日の投球を振り返ったが、同僚の宮城、楽天・早川に1差をつける単独トップの8勝目はお預けとなった。

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