オリックス・中嶋監督「すごいですよね」首位タイ浮上の立役者、宮城を絶賛

笑顔でナインを迎える中嶋監督(撮影・金田祐二)
勝利に喜ぶオリックスナイン=楽天生命パーク宮城(撮影・金田祐二)
最後を締めた平野(撮影・金田祐二)
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 「楽天0-3オリックス」(20日、楽天生命パーク宮城)

 オリックスは先発の宮城が8回無失点の好投。打線は前回、完封を許した早川に苦戦するが、六回にモヤ、ロメロの連続適時打と伏見の内野ゴロの間に3点を挙げ、最後は平野佳が登板し、このリードを守り切った。

 これで9連勝した2011年8、9月以来10年ぶりとなる8連勝で2014年7月25日以来となる首位に並んだ。

 中嶋聡監督は「流れ的には先にもし取られていたら変な感じはあった。攻めてるようで攻めきれていない。それをしっかり断ち切ってくれたのは大きいですよね。無死二塁とか1死三塁をつくっていたけどなかなか点入らなくて。モヤが打ってくれたのは大きいですよね。あれで楽になってロメロもああいう形になった」と振り返った。そして内野ゴロで挙げた3点目について「大きいですね。あそこの1点は」と語った。

 宮城はハーラートップタイの7勝目となった。「ナイスピッチングですね。最後までいくかなと思ったんですけどね。なんか修羅場が起こりますね。あそこは(八回)すっといったらもしかしたら(完封)とは思っていたんですけど。(球数)100から110の間で終わってほしかったな。すごいですよね。カウントを悪くしても四球を出しそうで出さない。最後の回はバテもあったのかなと思いますけど。あそこで四球を出してしまいましたけど。それ以外は宮城の特質ですね。簡単に(四球を)出さないのは」

 チームは10年ぶりの8連勝となった。

 「前も言ったけど、交流戦を区切りとしてやった時に、この数字は違う感じだと思う。パ・リーグが始まってからの数字だと思ってやってますのであまり大きく思ってないですね」

 7年ぶりの首位については「(シーズンは)半分まだいってないですし。ただ、しがみついていくと言っているようにそこにくっついていけたらと思っています」とした。21日は先発に竹安を立てて、9連勝&単独首位を目指す。

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