オリックス・吉田正尚が月間MVP受賞「素直にうれしく思います」
セ、パ両リーグは9日、5月度「大樹生命月間MVP賞」を発表し、パの打者部門はオリックス・吉田正尚外野手が選出された。
吉田正の受賞は昨年8月度以来、4度目となる。
吉田正は5月23試合に出場し、打率・382、6本塁打、24打点の好成績を挙げた。受賞について「素直にうれしく思います」と笑顔を見せた。
特筆すべきは5割を超えた得点圏打率。
「打点はチームにとっていいこと。1点でも多くと思っていたので非常にうれしく思う」
規定打席到達者の中で12球団最少の三振数も話題になった。
「追い込まれたら逆方向に。積み重ねてやっているだけ。意識はしていない」
特に大事にしているのは第1打席だと話す。
「毎打席打ちたいですけど、スタートの1打席と最終打席は去年から大事にしている。(第1打席に)ホームランも何本か出た。3番にいますし初回にまわってくるのでチームを勢いづけられる」
追い込まれても関係なく打てるのが強みでもある。
「去年も3割超えた。今年も継続してやっていきたい。追い込まれてから打てるというのはウイニングショットを打っていかないといけない。なんとか食らいついてカウントを有利にもっていけるように。カウント勝負にもっていければ率も良くなってくると思う」
チームは現在4位、上位を狙える位置にある。
「1点でも多く。なんとか粘って投手に球数投げさせて逆転する。そういう一体感は出ていると思う。みんなでつないでつないで、どこからでも点を取れている。継続していきたい」
あらためて今季の目標を問われると「ケガなく1年間。チーム、個人で1番を目指してやっていきたい」と力強く話していた。