楽天・涌井が通算150勝到達 史上49人目 6回5失点に「うれしさは半減です」
「広島5-12楽天」(4日、マツダスタジアム)
楽天・涌井が6回10安打5失点でリーグトップタイの6勝目。史上49人目となる通算150勝となった。右腕はヒーローインタビューで「うれしいですけど、5点も取られてしまったので。うれしさは半減です」と淡々と振り返った。
4点の援護を受けてマウンドに登った右腕だったが、初回に1死から小園に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、続く3番・菊池の中前への打球は中堅手・武藤が後ろにそらした(記録は中堅への三塁打)。この一打で小園が生還。2死三塁となり、林にも右前適時打を食らい、2失点した。
四回にもクロンに中前へポトリと落ちる適時打を浴びて、1失点。味方の援護もあり、勝ち投手の権利を持ったままリリーフ陣に後を託したものの五回と六回にも1失点ずつ献上し、不安定な投球となった。だが、打線の援護に恵まれて、白星をつかんだ。
通算150勝到達は、現役ではヤクルト・石川と涌井の二人だけになる。「本当に大きいけがとかもなくやってこられたので、それは両親に感謝したいです」と語った。