DeNAドラ2牧、逆転V二塁打 奮闘4安打に三浦監督「日々成長」
「DeNA4-3ソフトバンク」(1日、横浜スタジアム)
牧で始まり、牧で試合を終わらせた。DeNAのドラフト2位・牧(中大)が試合を決める一打を含む、プロ入り最多となる4安打と爆発した。牧は「本当は入ったかなと思ったが…。(スタンドに)届かず。点が入ったので良かったです」と笑顔を見せた。
先輩たちが作ってくれた絶好機を逃さなかった。1点ビハインドの八回1死満塁、「来るんじゃないか」と松本の149キロの直球を振り抜いた。バットを高々と掲げながら、走り出した牧。逆転の2点適時二塁打を放ち、塁上で満開の笑顔を見せ、両手を高々と挙げた。ルーキーには大喝采の拍手が送られた。
この日は二回に自身の先制打で試合を動かし、八回に試合をひっくり返す逆転打。最後は三嶋のけん制が暴投で一走・周東が一気に三塁へ。カバーしていた牧は三塁に全力投球。三塁手・知野のグラブに収まり、タッチアウトでゲームセット。
三浦監督は「日々成長している」と牧の活躍に目を細めた。「自分らしいバッティングを貫く」。堂々と宣言する、ルーキーの表情に迷いはない。