DeNA2週間ぶり勝った 大和が連敗脱出のV二塁打
「ヤクルト3-5DeNA」(21日、神宮球場)
チーム最年長が2週間ぶりの勝利を呼び込んだ。同点の九回2死一、二塁。DeNA・大和が決勝2点二塁打を放った。あとアウト1つで勝利がなくなる状況から勝負強さを見せ、塁上で手をたたいて右拳を突き上げた。
九回2死から代打・関根、桑原が連続安打を放った。「2アウトから作ってくれたチャンス、ものにしたい」。ベテランはナインの思いを背に、振り抜いた。前進守備の右中間を真っ二つ。
「たまたまいい結果になったと思います」と控え目ながら、ベンチはナインが最高の盛り上がりを見せた。三浦監督も「状態も上がってきていた。勝負強いバッティングをしてくれたと思います」とたたえた。
ミスを取り返した。3点リードの四回無死。大和は先頭の青木ゴロを処理後、一塁へ悪送球。ここから先発のロメロが崩れ、1点差に迫られていた。今季からチーム最年長となった。「下の子たちが多い中、見本になるように」と話すベテランは、自らのバットで7日・阪神戦以来の白星へ導いた。
三浦監督「本当に寡黙な選手だが、若い選手を引っ張って、手本になってくれている」と笑顔。久々の勝利は必ず次戦以降へつなげる。