3連勝のDeNA 三浦監督が感謝 ピープルズ6回0封「焦りはなかった」
「中日1-2DeNA」(3日、バンテリンドーム)
今季初の3連勝に三浦監督は満足げな表情を浮かべた。「結果は良かったと思います。いっこ(1勝)ずつその日の試合を戦って、その結果が連勝になっている」。助っ人も含めた戦力が整い、チームは上昇気流に乗ろうとしている。
故障者が相次ぐ先発陣で救世主となったのがピープルズだ。来日が遅れていた中、今季初先発で6回を4安打無失点。中日打線に的を絞らせず、ゴロの山を築いて初勝利だ。
「左打者が多いのでカットボールを多く投げた。広い球場なので(ストライク)ゾーンで勝負することができたよ」
昨季は10試合で2勝2敗、防御率4・97。コロナ禍の影響で来日が3月27日と遅れた今季も2軍では2試合で2敗、防御率12・71と散々だった。それでも先発陣に故障者や再調整が必要な投手が相次ぎ、チャンスをもらった。
コロナ禍でも、精神的に負けず調整を進めた。「キャンプもなかったし、2軍での成績は遅れている分、オープン戦みたいなもの。焦りはなかった」。ルーティンも忘れず、昨年から続ける登板前のピザは名古屋市内の宿舎からデリバリーで運んでもらった。
指揮官も「救援陣に負担がかかっている中、長いイニングを投げてくれた」と感謝。5月反攻の態勢は着実に整いつつある。