ヤクルト・山田 直近5戦5発ヤ!10号バックスクリーン弾 8年連続2桁本塁打達成
「ヤクルト3-7巨人」(28日、神宮球場)
たとえ点差が開いても、最後まで諦めない。ヤクルト・山田が放った打球は神宮の風に乗り、バックスクリーンに届く。主将が胸に秘めた強い思い。今季は早くも10号に到達し、チームを鼓舞した。
3点を追う三回だ。スライダーを捉えると、打球は勢いを落とさなかった。「いい角度で上がってくれましたし、風にも助けてもらった」と振り返った山田。2四球を選び、九回には好守でナインをもり立てた。
現在2戦連発中で、直近5試合で5本塁打と打撃は上向き。また2014年から8年連続の2桁本塁打に乗せ、同僚の村上とリーグトップタイの10本塁打で並んだ。「みんなで集中していきたい」。追い上げは届かず、巨人に連敗。それでもうつむかず、主将が背中で勝利の強い意志を示していく。