ドラフト候補の東京学館・粟飯原、フェン直二塁打も凡退悔やむ「ミスが多かった」

 「春季高校野球千葉大会・2回戦、東海大市原望洋4-1東京学館」(25日、千葉県天台球場)

 昨秋の関東大会に出場した東京学館は東海大市原望洋に逆転負けを喫し、今夏の千葉大会はノーシードで挑むこととなった。今秋ドラフト候補で高校通算26発の粟飯原(あいはら)龍之介内野手(3年)は右翼フェンス直撃の二塁打をマーク。広島など6球団スカウトの前で持ち味の長打力をアピールした。

 左打席から力強いスイングを披露した。五回走者なしでの第3打席。相手から警戒される中、「来たボールが少し甘かった」と直球を逃さなかった。あと少しでフェンスオーバーの右越え二塁打。「自分の中ではすごいよかった」と納得の打撃だった。

 ただ、チームは初戦敗退と短い春となってしまった。自身としても好機で2度凡退したことを猛省。「細かいミスが多かった」と夏へ向けて課題も出た。3月の練習試合解禁からすでに6本のアーチを積み上げた強打と50メートル走5秒9の俊足が武器。憧れのプロ入りへ着実にレベルアップしていく。

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