原巨人コロナ4人陽性…丸、中島、若林、試合直前にウィーラーも 主力ら7人離脱
巨人は4日、都内の医療機関で新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査の結果、中島宏之内野手(38)、丸佳浩外野手(31)、若林晃弘内野手(27)が陽性判定だったと発表した。さらに球団のPCR検査でゼラス・ウィーラー内野手(34)が新たに陽性と判定され、スタメン出場予定だった同日のヤクルト戦を回避。3連覇を目指す王者に激震が走った。
開幕直後の巨人に激震が走った。今季、スタメンに名を連ねてきた主力野手が続々と新型コロナウイルスの陽性判定を受け、チームを離脱する緊急事態となった。
3日に行われた球団の一斉PCR検査で中島と丸が陽性判定。若林は再検査の必要があるとされ、この日、都内の医療機関でPCR検査を受けた結果、3選手の陽性が確定した。いずれも無症状で、家族と同居している丸は医療機関に入院。中島と若林は自宅待機の措置が取られた。
3選手とマスク着用の上でタクシーに同乗し、ロッカーで将棋を指すなど接触頻度が高かった亀井、増田大、北村とスタッフ7人の計10人がチームから隔離。さらにヤクルト戦前に1軍選手、首脳陣らを対象に球団のPCR検査を再度実施し、新たにウィーラーが陽性判定を受けた。
助っ人は同戦に先発予定で、試合前の円陣にも加わっていたが、直前でオーダーから除外。今後、医療機関でPCR検査を受ける予定だという。
試合前に最大9人の大幅な入れ替えを行う事態となり、同日のイースタン・楽天戦はチーム編成が困難なため中止に。今後の見通しは不透明とも言える中、原監督は「どういう状況になっても、われわれは前を向いて戦う。動じることなくワンチームで戦う。気持ちをまた新たに強く持つ」と気丈に語った。
チームは5日にも1軍選手、首脳陣らを対象にした球団のPCR検査を実施。陰性を確認した上で、今季初の伝統の一戦となる阪神3連戦(6日~・甲子園)に臨む予定だ。