巨人の出陣式が２２日、都内で開催され、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆（９４）は「選手諸君は本当に自信を持って頑張って、断固優勝していただきたい」とリーグ３連覇を厳命した。

　新型コロナウイルスの影響で、恒例の「燦燦会」の総会と「激励会」は昨年に続いて中止。出陣式は長嶋終身名誉監督、原監督、菅野、坂本らが出席したが、規模を大幅に縮小して２８人で開催された。それだけに「勝った時に盛大な祝賀会をやらせていただきたい」と高らかに宣言した。

　自身は今年に入って「ひっくり返って、どっかで転がって足を痛めて」と負傷したことを明かした。「大体もう治った」と苦笑いしつつ、「祝勝会の時までには、ぴんぴん治って元気になって出てくるつもりでおります」とオフの再会を心待ちにした。

　チーム力には手応えを感じている様子。「（巨人の出席者に）お会いした限りは、どうも今年は優勝しそうな顔をしておられます」。リーグ３連覇へ、力強く背中を押した。