楽天・田中将がYouTubeで東日本大震災についてメッセージ「風化させてはいけない」

 「一魂Tシャツ」を着用して練習する田中将大(左から2人目)ら楽天投手陣(撮影・西岡正)
 捕手の練習でボールをはじき、痛そうに顔をしかめる楽天・田中将大(撮影・西岡正)
 「一魂Tシャツ」を着用して練習する楽天・田中将大(撮影・西岡正)
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 楽天・田中将大投手が東日本大震災から10年となった11日、自身の公式YouTubeチャンネル「マー君チャンネル」で、改めて震災への思いを語った。

 震災から10年という節目に、8年ぶりに楽天に復帰した。そのことについて「自分にとって意味のあることだと思っております」と触れた。その上で「そして、この10年間、多くのファンの方々に、僕自身のプレーで力をもらったなどと、たくさん声をかけていただいたんですけども、そう言っていただけるのは本当にプレーヤーとしては、プレーヤーの冥利に尽きるといいますか、ものすごくうれしかったです。でもただそれだけじゃなくて、そういうファンの方々の声援で僕自身、本当に力をもらって、それが活力となっていいプレーができていたと思います」と感謝の思いを口にした。

 震災当時は楽天の一員としてプレーしており、13年に初のリーグ優勝と日本一に貢献。翌14年からメジャーリーグでプレーすることになったが、オフには毎年仙台を訪れている。

 「こういう震災もそうですし、もちろん今までいろんなことがありましたけど、人間ってどうしても忘れていってしまう生き物だと思いますので、こういう震災もやはり風化させてはいけないという風に思いますし、自分にこう、できることというのも本当に微々たることしかできないとは思うんですけど、できる限り何かこう、力になることができればなという風に思っています」と力を込めた。

 開幕も迫る中、節目となるシーズンに向け「震災から10年という年は自分にとっても、そして東北、全国のみなさんにとっても特別な1年になると思っています。今シーズンも精一杯、自分にできることをやってがんばっていきたいと思っておりますので、共に前に進んでいきましょう」とファンにメッセージを送って、締めくくっていた。

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