巨人・原監督がまた球界に提言 メジャーの招待選手制度導入「多くの選手にチャンス」

 巨人・原辰徳監督(62)が、来年以降の日本球界に米大リーグのキャンプで実施される「招待選手制度」導入を提言した。「多くの野球選手にチャンスが、また生まれる」と持論を展開した。

 「招待選手制度」は、マイナー契約の選手がメジャーキャンプに参加し、メジャー契約を目指す制度。日本球界でも育成選手なら同様の型式を取れるが、育成選手契約の趣旨は有望な若手の育成だ。テスト生としてキャンプに参加する方法もあるが、この場合はオープン戦に出場できないなどの制限がある。

 そこで「招待選手制度」を設ければ、可能性は広がる。近年、ベテランや実績のある選手が自由契約になった後、移籍先がなかなか決まらないケースがあった。また、12球団合同トライアウト受験者は、数日間で合否が判断される。

 そのような選手を招待選手として春季キャンプに参加させることができれば、球団はオープン戦などを通じて能力を見極められる。選手も契約を勝ち取るチャンスが増える。

 「(招待選手制度のような)ルールがあれば、もっと門戸を広げられる。野球界の発展のためです」。プロでの活躍を切望する選手の可能性をもっと広げたい-。原監督が日本球界のために新システムの導入を提唱した。

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