野球とJ 複数感染者発生ならキャンプ中断も…専門家「ご迷惑をかけるような時は」

 日本プロ野球機構(NPB)とJリーグが合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」が25日、オンラインで開かれ、キャンプ期間に複数の感染者が発生した場合について、専門家は「キャンプを途中でやめる判断も考えないといけない」とキャンプ中断の可能性に言及した。

 開幕前のキャンプはプロ野球は2月1日から、Jリーグでは既に1次キャンプを開始しているクラブもある。プロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)は「緊急事態宣言の発令中に数百名単位の人を動かす。緊張感を持って事に当たろうと思っている」と表情を引き締めた。

 キャンプ中に複数の感染者が出た場合の対応について問われた専門家チームの舘田一博教授(東邦大)は「地域の方にご迷惑をかけるような時は、キャンプを途中でやめないといけない判断も考えないといけないと私自身は考えている」と踏み込んだ。発症者は重症化のリスクが低ければホテル療法が基本となるという。

 Jリーグの村井満チェアマン(61)は「複数名の感染があった場合の対処方針を細かく取り決めながら、現地にご迷惑をかけないように、最終的には専門家の先生方のご助言を頂きながら決めていくことになる」と語り、斉藤コミッショナーは「定量的なルールを作ることは難しい。専門家の先生方にご相談しながら、地元の医療機関との判断によって中断するか決めざるを得ない。そういったことを頭に入れて準備したい」と述べた。

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