楽天がディクソン、コンリーと契約合意 石井GM兼監督「走攻守」と「リリーバー」期待【NPB】

 プロ野球の楽天が12日、ブランドン・ディクソン内野手(28)、アダム・コンリー投手(30)の2選手と契約合意に達したと発表した。

 ディクソンは右投げ右打ち、身長188センチ、体重97キロ。アリゾナ大学からレッズ、タイガースでプレーしている。今季は5試合の出場にとどまり13打数1安打2打点。打率は・077。通算では522打数119安打20本塁打64打点で、打率・228。

 契約合意に際して、「この機会をいただいてスーパーエキサイトしております。日本でプレーすること、楽天イーグルスに関しても素晴らしいチームだと聞いています。イーグルスでプレーできるチャンスをもらったことに感謝しており、チームの勝利、そしてチャンピオンになるために貢献できることを楽しみにしています」と楽天球団を通じてコメントしている。

 コンリーは左投左打で身長190センチ、体重94キロ。ワシントン州立大からマーリンズを経て楽天入りする。19年には60試合に登板、投球回は60回2/3で2勝11敗。防御率は6・53。通算174試合に登板し、投球回は414回1/3。25勝30敗5セーブ、防御率は4・82(以上、成績は楽天球団発表)。

 加入に際して、「楽天イーグルス入団の発表をできることを家族と共に嬉しく思います。楽天イーグルスでプレーをすることは自分のキャリアにとって素晴らしいものであると思っていますし、契約に関わっていただいた関係者の皆様に感謝したいと思います」と球団を通じコメント。「監督、コーチやチームメイト、そして東北の素晴らしいファンの皆さんに喜んでいただけるように、できる限りのことをしていきたいと思います。楽天イーグルスの一員として勝利に貢献し、東北の野球を愛する人たちに勝利を届け、優勝を目指して戦うことを楽しみにしています。Go Eagles!」と抱負を寄せた。

 石井一久GM兼監督は内野手のディクソンについて「打撃評価だけで完結させる選手ではなく、内外野守れる選手で、走塁に関しても手を抜かずにでき、走攻守全てにおいてCharge!してくれる選手だと思っています」と、オールラウンドな能力発揮を期待した。コンリーについては「MLBでも、リリーバーとして経験を積んできた選手ですが、チャンスがあれば日本でもプレーしたい、成功したい、という意志を持っていたので楽しみにしています。左投手ですが、左・右打者関係なく1イニングを投げ切る力のあるボールがあります。リサーチをしても、みんなが『彼はハードワーカー』と話していたので、日本に来てもそれを継続できるようにサポートしていきます」と、救援投手としての活躍を思い描くコメントを寄せた。

 なお契約内容は両選手とも単年で、ディクソンが100万ドル(約1億400万円)、コンリーが70万ドル(約7280万円)とみられる(金額は推定)。

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