真剣な新庄氏に「驚いた」「あの体形を維持しているのがすごい」評論家の視点

トライアウトに参加後、取材に応じる新庄剛志(代表撮影)
四球を選び、一塁まで走る新庄剛志氏=神宮球場(撮影・中田匡峻)
12球団合同トライアウトに参加した新庄剛志氏=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 プロ野球12球団合同トライアウトが7日午前から行われ、56人が参加した。

 阪神や日本ハム、大リーグでプレーし、06年に引退した新庄剛志氏(48)も参戦。日本ハムの背番号1のユニホーム、赤いリストバンドに身を包んで登場した。

 シート打撃では4打席に立ち、3打数1安打1打点1四球。4打席目に勝負強さを発揮し、変化球を捉えて左前適時打を放った。

 デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「驚いたよな。もう少しおふざけかと思ったらちゃんとやってくれて、すごいと思った」と振り返った。新庄氏は今後、6日間オファーを待つとしており「3000万円だったら元を取れるんじゃないか。ただ、球団が貴重な1枠をどう考えるか。年齢を考えて、真剣にシーズンを戦ったらけがも懸念されるだろう」とした。

 新庄氏は昨年11月、インスタグラムで「みんな、夢はあるかい。1%の可能性があれば、必ずできる。きょうからトレーニングを初めて、もう一回、プロ野球選手になろうと思います」と宣言。以来、トレーニングを積み重ねてきた。

 現役時代は結果だけでなく、マスクをかぶるなどパフォーマンスでも注目を集めた。引退後もタレントとして活動し、バラエティー番組にも多数出演。この日のトライアウトに向けても一時は派手な特注ユニホームなどを用意していた。

 ただ、この日の新庄氏は真剣そのものだった。笑いもパフォーマンスも封印。指導者への意識ものぞかせて選手にアドバイスする姿もあった。新庄氏は現役復帰への懸念材料について「ポイントは目だと思うが、見えている」とアピール。関本氏は「あの年齢なら、引退した選手は10キロから20キロは太っている。真剣にトレーニングしていたのだろう。動けているというか、あの体形を維持しているのがすごい」とした。

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